平成29年度臨時総代会を開催しました。 平成29年7月1日

 

1 理事長あいさつ(抜粋)   理事長 岡  滿 夫

 

本日は、平成29年度新田井堰土地改良区臨時総代会をご案内いたしましたところ、総代各位には極めてご健勝にて、ご参集賜り厚く御礼申し上げますと共に、日頃のご精励に対し深く敬意と感謝を表する次第であります。

今期臨時総代会には、私よりご提案致しております議案は平成28年度各会計決算並びに平成29年度補正予算など計8件でございます。何卒総代各位には十分ご審議をいただき、適切妥当な結果を賜りますようお願いを申し上げます。

それではこの際、当面致します諸課題について、ご報告を申し上げ、ご挨拶にかえさせていただきます。

 

まず、水路診断の調査結果についてご報告申し上げます。

本診断事業は国の事業で、3月の総代会でもご報告いたしましたが、一昨年の六方川沿いの大排水路調査に続き、昨年度は幹線用排水路、約5.37kmが診断の対象となり、昨年11月から12月にかけて兵庫県により調査が行われました。

この程その診断結果報告をいただきましたので、調査結果概要の一部をお手元に配布致しております。後ほど事務局長よりご報告いたします。

次に、水稲の中干期における揚水ポンプの稼働規制についてご報告いたします。

本件につきましても、3月の総代会においてご説明し、ご承認いただいたことですが、具体的な稼働規制を6月12日から8月31日間とすることを役員会で決定し、5月10日付けで各揚水機管理者への通知および、「井堰だより」などを通じて、組合員への周知を図ったところであります。

従いまして、現在朝6時から正午までの6時間の稼働と致しており、今日まで概ね計画通り推移致しておりますが、一部地域からの給水時間変更の要望等もいただいておりますので、今後関係者と協議の上、対処致したいと考えております。

なお、本規制はあくまでも、揚水機の電力費の抑制が主たる目的でありますが、初年度でもあり、対応については今後も組合員の皆様のご意見にも耳を傾けて参りたいと考えております。

次に、3号ポンプエリヤにおける、給水対策についてご報告いたします。

3号ポンプエリヤとして、立野・百合地・河谷・今森・江本・塩津・大磯の耕地約39haに給水を行っていますが、パイプラインの敷設当初より、取水期には主に円山川堤防沿いの西側耕地は、給水バルブを全開しても、全く取水できないことが度々あり、その都度事務局員が耕作者に迷惑をかけない範囲内でポンプ場周辺耕地のバルブを調整しながら対応しています。

耕作者の要望もあることや、公平な給水体制を確立することは、当組合の責務でもありますので、すぐに抜本的な解決を図ることは出来ませんが、その対策を考えてまいりたいと思います。

なお、対策後はポンプ場近く等で現在水圧の高い耕地では、今後、現在より若干水の出が悪くなる場合がありますが、現状をご理解いただき公平給水にご協力をお願い致します。

次に、多面的機能支払い交付金制度の広域化計画の現状についてご報告いたします。

本計画につきましては、3月の総代会でもご報告申し上げました通り、来年度の立ち上げを目指し、現在役員会で専門部会を組織し事業推進を致しております。

部会長に浅田理事、委員に北垣理事、岡本理事を選任し事務局と共に取り組んでおります。

今後の取り組み等につきまして、後ほど浅田部会長より報告いただきますのでよろしくお願い致します。

次に、新田井堰総代選挙についてご報告いたします。

現総代様は、来る8月23日を持って任期が満了となります。従いまして次期総代選挙につきまして、豊岡市選挙管理委員会と協議の結果8月3日を選挙会と決定いたしました。

現在、関係地区区長及び井堰役員各位に、新田井堰土地改良区規約第57条に基づく地区別の定数を、総代候補者として推薦いただくようお願い致している処であります。

今後の流れとしては、7月4日を選挙人名簿の基準日とし、選挙人名簿の縦覧、選挙期日公示を経て8月3日の選挙会となります。

本総代選挙は、これまで各地区とも地区定数以内の候補者の推薦をいただいておりまして、無投票での当選が慣例となっておりますのでご協力をお願い致します。

次に、新田井堰事務所の移転についてご報告いたします。

現事務所は、貸主である、たじま農協の業務拡張に伴い平成22年秋に現在の事務所に移転致しましたが、過日本店の管財課長より、隣接するホールの会議室として活用を考えているので、たじまんま北側の「旧JAサポート」事務所跡に移転して欲しいとの要請がありました。

本土地改良区といたしましては、現在の賃借料は水道光熱費を含めて比較的安価であることや、夜間等の警備環境も良くできれば現状維持を考えていましたが、過日の役員会で協議の結果、移転を受け入れる事とし、農協側に回答いたしました。

JAたじまとの協議の結果、移転条件は次の通りであります。

1 新事務所は一部2階建て、面積は約190㎡。

2 10月末までに移転する。

3 新事務所の家賃は今年度中を含め新田井堰の負担増にならないよう配慮していただく。

なお、新事務所の住所は、豊岡市八社宮483-1番地となります。

最後に、平成28年度決算についてご報告いたします。

28年度の一般会計は、最終的には約230万円程度の繰越金となり、29年度当初予算に対し約70万円増額となりました。

これは、事務局長の交代に係る事務所費の減額と、若干の電力費の減額によるものであり、依然として一般会計の厳しい状況に大きな変化はありません。

施設の老朽化等を考慮するとき、年々増加する単年度会計の赤字額は増え続けて行く事となり、従ってそれらを補う繰越金は減少し、近い年度に枯渇し、基金の取り崩し等を考えて行かねばならないと考えます。

今後とも、私ども役員は経常的経費の節減に努めると同時に、老朽化する施設の長寿命化のための施策として、多面的機能交付金制度の広域化事業に取り組んで参りたいと考えております。

何卒組合員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、ごあいさつに代えます。

 

2 議 事

議長に 第3区 大字 健一 氏を選出して議事に入りました。

(1)報告専決議案 平成28年度一般会計補正予算書(第3回)

(2)平成28年度事業報告、一般会計収支決算書など4議案

(3)平成29年度一般会計補正予算書(第1回)など3議案

 

原案のとおり、可決承認されました。

 

 

平成28年度一般会計収支決算書

収入総額  17,838,993円

支出総額  15,539,704円

差引残高   2,299,289円

単位:円

収入の部 決算額 支出の部 決算額
組合費賦課金 14,623,120 事務費 5,214,225
使用料 623,336 会議費 386,412
雑収入 30,248 選挙費 0
決済金 0 維持管理費 9,515,073
繰入金 0 諸出金 288,080
補助金 0 負担金 94,500
繰越金 2,562,289 積立金 0
工事費 41,414
予備費 0
収入合計 17,838,993 支出合計 15,539,704

 

平成28年度調整積立金特別会計収支決算書

収入総額  32,801,572円

支出総額       0円

差引残高   32,801,572円

 

平成28年度農地転用決済金特別会計収支決算書

収入総額  3,733,833円

支出総額      0円

差引残高   3,733,833円