平成28年度通常総代会

1 理事長あいさつ(抜粋)   理事長 岡  滿 夫

本日は、平成28年度新田井堰土地改良区通常総代会をご案内いたしましたところ、総代各位には極めてご健勝にて、ご参集賜り厚く御礼申し上げます。

また、平素より組合運営に格別のご理解とご協力を賜り、今日まで滞ることなく組合運営をさせていただいております事に心より感謝申し上げる次第であります。

さて、本日の通常総代会は、平成29年度予算をはじめ、新年度の組合運営方針などをご審議いただく大変重要な会議であります。何卒十分審議いただきまして、適切妥当な結果を賜りますようお願い申し上げます。

それでは、この機会に、組合の現状や当面いたします諸課題についてご報告を申し上げ、総代各位のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。

まず、新事務局長の就任についてご報告申し上げます。

昨年7月の臨時総代会において、前局長の辞任に伴い、元事務局長の加藤氏に期限付きで就任いただき、早急に正式局長の人選を行うとご報告いたしました。その後、役員会で種々協議した結果、昨年3月豊岡市役所を退職された、市内大磯町在住の 原 良彦 氏を新事務局長として迎えることとなり、理事会で承認後、昨年10月1日より就任をいただいております。

次に、理事役員の辞任についてご報告いたします。

現理事であります第3選挙区、清冷寺区の隂山正一理事から過日、健康上の理由により、今年度末すなわち、今月3月31日をもって辞任したい旨の申し出がありました。その後、清冷寺区長様より後任理事の推薦届をいただき本日まで、役員候補者の公告をいたしたところであります。

役員選挙規程により、役員の改選は、直近の総代会で選挙会を行う事となっておりますので、本日の総代会終了後、補欠選挙会を開催し、後任理事を選任いただく事となっておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、新理事の任期は残任期間であります平成31年9月14日迄となります。

次に、水路調査についてご報告いたします。

本事業は、一昨年の大排水路調査に続き、土地改良施設の長寿命化対策の一環で行われている国の事業であります。本年度は、幹線用排水路の伊豆地区頭首工の東水路から百合地ゲートまでの約5.37kmの間が対象となり、昨年11月から12月にかけて調査が行われました。

なお、調査結果は、後日報告いただくことになっております。

次に、多面的機能支払交付金制度の広域化についてご報告いたします。

ご承知の通り、多面的機能支払交付金制度は、農業・農村の有する多面的な機能の維持・発展を図るための地域の共同活動に係る支援を行う農林水産省が提唱する制度であります。事業や申請事務等を広域的に共同で行う事により、より多額の交付金を受け、それらの資金を活用し施設・水路・農道等の長寿命化を図ることを目的に、当組合でも昨年春より29年度の立ち上げを目指し取り組んでまいりましたが、ご承知の通り前局長の突然の辞任により、説明会を目前に中断を余儀なくされました。

本事業は、当新田井堰にとっても又組合員の皆様にとっても大変メリットがある事業と考えており、現在、平成30年度の立ち上げを目指し、29年度の重要施策として取り組んで参りたいと考えております。是非、総代各位のご支援とご協力をお願いいたします。

なお、本日お手元に、事業化の工程表を添付しておりますので、後ほど説明させていただきます。

次に、水稲の中干し期における各ポンプの一時稼動規制についてご説明いたします。

本計画は、年々かさむ揚水ポンプの電力代を抑制することを目的に、一定期間タイマーによりポンプの稼動を規制するものであります。具体的には、水稲の中干し期にあたる6月から8月の一定期間、午前中のみのポンプ稼動、午後は停止する事といたします。これにより、年間20万円程度の節電効果を見込んでおります。何卒ご理解とご協力をお願いいたします。本件につきましては、後ほど新年度予算の中で説明させていただきます。

次に、奨励金交付の廃止についてご説明いたします。

今日まで新田井堰の組合賦課金の納付書並びに領収書配布等につきまして、関係地区の農会を通じてお願いしておりました。その納付金の1%を奨励金として地区の指定口座へお支払いしておりましたが、近年、個人の情報が不特定多数の目に触れる事は、個人情報保護法に抵触する恐れがあるとのご指摘もあり、新年度より農会を通じての納付書等の一括配布を改め、事務局より各組合員宅に郵送する事といたします。したがって、奨励金交付制度を廃止するため、本日、交付規程の廃止議案を提案しておりますので、よろしくお願いいたします。

最後に、29年度予算についてご説明いたします。

一般会計の状況につきましては、昨年7月の臨時総代会でもご報告させていただきましたが、近年、電力費や維持管理費の増額により、年々単年度収支がマイナス傾向となり、繰越金が減少する中で、29年度予算では当初、調整積立金の一部取り崩しも予定いたしておりましたが、経費の節減や組合員の皆様のご協力等により、昨年12月末時点で今後3月末までの支出予測で、最終的に約160万円以上の繰越見込みが立ちました。したがいまして、29年度予算につきましては、積立金の取崩しなしでの予算編成を提案させていただくことが出来ました。新年度予算につきましては、後ほど詳しく説明させていただきます。

なお、新年度も更に節電対策や経費節減に取組んで参る所存でありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

以上、当面致します諸課題についてご報告申し上げました。何卒総代各位のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

さて、本日の通常総代会には私より、平成28年度一般会計補正予算並びに平成29年度一般会計予算など計8議案を提案いたしております。総代各位には、適切な結果を賜りますようお願いを申し上げ、ご挨拶といたします。

2 議 事

議長に 第2区 神尾秀樹 氏を選出して議事に入りました。

(1)平成28年度一般会計補正予算書など2議案

(2)平成29年度一般会計収支予算書など6議案

原案のとおり、可決承認されました。

平成29年度一般会計収支予算書

                                             単位:千円

収入の部

予算額

支出の部

予算額

組合費賦課金

14,638

事務費

6,023

使用料

480

会議費

500

雑収入

22

選挙費

60

決済金

維持管理費

9,481

繰入金

諸出金

195

補助金

負担金

95

繰越金

1,600

積立金

工事費

予備費

386

収入合計

16,743

支出合計

16,743

 平成29年度 特別会計予算額

  • 調整積立金特別会計    32,797千円
  • 農地転用決済金特別会計   3,736千円

(3)役員理事1名の補欠選挙

役員理事 隂山正一 氏が一身上の都合により退任され、役員理事1名の補欠選挙を行いました。その結果、第3選挙区清冷寺地区の 関 秋夫 氏が当選されました。

(4)多面的機能支払交付金制度広域化の取組み

平成30年度の事業開始に向けて、平成29年度の重点施策として取り組んで行くことを決定しました。

(5)賦課金納付通知書について、すべて事務局からの郵送へ変更

これまでの農会長による配布から、すべてを事務局からの郵送へ変更させていただきます。これにより、各農会へお支払いしていた賦課金納付通知書の配布奨励金が廃止されました。

(6)平成29年度 賦課金(10アール当たり)

 普通区 4,000円  特別区 2,000円

 (納付期限 平成29年5月31日)

★ 中干し期における各ポンプ場の一時稼動規制

深刻な電力費の高騰に対処するため、中干し期に各ポンプ場の一時稼動規制を行うことになりました。6月から8月までの一定期間、原則として午前中の稼動、午後は停止とさせていただくものです。

★ こんなとき、忘れず新田井堰にも届出を!

◎農地の売買、交換、名義変更、相続、贈与、死亡等

◎住所変更

◎賦課金の口座振替の名義及び指定口座の変更