平成30年度臨時総代会を開催しました。 平成30年6月30日

 

1 理事長あいさつ(抜粋)   理事長 岡  滿 夫

 

本日は平成30年度、新田井堰土地改良区臨時総代会をご案内いたしましたところ、総代各位には極めてご健勝にて、ご参集賜り厚く御礼申し上げますと共に、日頃のご精励に対し深く敬意と感謝を表する次第であります。

今期臨時総代会には、私よりご提案致しております議案は平成29年度各会計決算並びに平成30年度補正予算など計8件でございます。

何卒総代各位には十分ご審議をいただき、適切妥当な結果を賜りますようお願いを申し上げます。

それではこの際、当面致します諸課題について、ご報告を申し上げ、ご挨拶にかえさせていただきます。

 

多面的機能支払交付金制度広域化事業の設立についてご報告申し上げます。

本件につきましては、3月の総代会でもご報告致しましたが、新田井堰が管理致しております、各施設は年々老朽化が進んでおり、それらの維持管理費に多額の費用が嵩みつつあります。

これらの対策を放置すると近い将来組合員の負担増は避けられない状況と考えております。

そこで現在、本事業に取り組んでいる地区及び連携する地区を含めて広域化し、業務の共同化を図ると共に、各施設の長寿命化事業に取り組んで、まとまった交付金を受ける事により、各施設の長寿命化を図ることを目指しております。

去る4月28日、関係10地区及び、新田東部土地改良区並びに新田井堰土地改良区の12組織の関係者が集い、設立総会を開催致しました。

組織の名称は「コウノトリ育むろっぽう」、認定面積は六方区域内の田畑約350ha、30年度各活動交付金総額は、約3,163萬円程度を予定致しております。

また、第1期役員として、会長に新田井堰理事長の私、岡が、副会長に新田井堰理事の北垣裕次氏が、同副会長に同じく、岡本邦夫氏が、庶務・会計に同じく、浅田徹氏が選任されました。

なお、事務局は本組合事務所とし、取りまとめ事務は原局長と富沢事務員が対応することと致しておりますが、事務費として交付金の5%を受ける事になっております。

県下で最多の面積規模で、2番目に誕生した、広域化組織「コウノトリ育むろっぽう」に、今後ともご理解とご支援をお願い申し上げます。

 

次に、水稲の中干期における揚水ポンプの稼働規制についてご報告いたします。

本件につきましても、3月の総代会においてご説明し、ご承認いただいたことですが、具体的な稼働規制を6月12日から8月31日間とすることを役員会で決定し、各揚水機管理者への通知および、「井堰だより」などを通じて、組合員への周知を図ったところであります。

従いまして、現在、各ポンプ場エリアの関係者の意見を聞く中で、午前中6時間の稼働又は午後6時間の稼働と致しており、今日まで概ね計画通り推移しておりますが、一部地域から給水時間帯変更の要望等もいただいておりますので、今後、関係者多数から正式な依頼があれば、役員等で協議の上、対処致したいと考えております。

なお、本規制はあくまでも、揚水機の電力費の抑制が主たる目的でありますが、対応については今後共、組合員の皆様のご意見にも耳を傾けて参りたいと考えております。

 

次に29年度賦課金の滞納についてご報告いたします。

平成29年度決算につきましては、後ほど議案の中でご説明させていただきますが、29年度におきまして賦課金の滞納が発生致しましたので、ご報告いたします。

滞納組合員は3名、滞納金額は総額86,340円で、全額が29年度分一般賦課金であります。

今日までの徴収経過につきましては、昨年より事務局による複数回の督促状の送付、複数回の電話による督促、自宅訪問等々行ってまいりましたが、決算日までに残念ながら未納で有ったため、未納額として決算に計上致した次第であります。

その後、1名につきましては、地元の理事さんのご協力をいただき、6月15日に29年度の未納金が入金されました。

また、残る2名のうち1名については、来る8月10日に29・30年度の賦課金を一括入金するとの納付約束の連絡をいただいております。

残りの1名につきましては、昨年は6月中旬に入金いただいたところであり、今後とも地元理事さんのご協力もいただく中、早期の解決に向けて努力致す所存であります。

賦課金の公平負担は大原則であり、引き続き滞納金の解消に向けて役員一同、取り組んでまいります。

何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

最後に、平成29年度決算についてご報告いたします。

29年度の一般会計は、最終的には約168万円程度の繰越金となり、30年度当初予算に対し約18万円程度の増額となりました。

これは、経費節減に伴う事務所費の減額や維持管理費の減額によるものでありますが、依然として一般会計の厳しい状況に大きな変化はありません。

電力費や施設の老朽化等を考慮するとき、それらを補う繰越金は年々減少しつつあり、近い年度に枯渇し基金の取り崩し等も考慮して行かねばならないと考えます。

今後とも、私ども役員は経常的経費の節減に努めると同時に、老朽化する施設の長寿命化のための施策として、多面的機能支払交付金制度の有効活用に取り組んで参りたいと考えております。

 

以上、当面する諸課題についてご報告いたしました。何卒総代各位のご理解と、なお一層のご協力をお願い申し上げごあいさつと致します。

ありがとうございました。

 

2 議 事

議長に 第2区 野 竿  豊 氏を選出して議事に入りました。

(1)報告専決議案 平成29年度一般会計補正予算書(第3回)

(2)平成29年度事業報告、一般会計収支決算書など4議案

(3)平成30年度一般会計補正予算書(第1回)など3議案

 

原案のとおり、可決承認されました。

 

平成29年度一般会計収支決算書

収入総額  17,496,305円

支出総額  15,817,219円

差引残高   1,679,086円

単位:円

収入の部

決  算  額

支出の部

決  算  額

組合費賦課金

14,552,150

事務費

6,353,345

使用料

600,766

会議費

427,143

雑収入

44,100

選挙費

56,658

決済金

0

維持管理費

8,669,159

繰入金

0

諸出金

175,000

補助金

0

負担金

94,500

繰越金

2,299,289

積立金

0

工事費

41,414

予備費

0

収入合計

17,496,305

支出合計

15,817,219

平成29年度調整積立金特別会計収支決算書

収入総額   32,850,774円

支出総額        0円

差引残高   32,850,774円

 

平成29年度農地転用決済金特別会計収支決算書

収入総額    3,739,433円

支出総額        0円

差引残高    3,739,433円